パソコンに「グラフィックボード」「ビデオカード」「サウンドカード」「USBポート」「RAIDコントローラ」などの様々な拡張ボードを追加する場合、通常はPCIインターフェースが使用されます。
PCIには、通常PCI(フルPCI)とLowProfilePCI(ロープロファイルPCI)の2つのサイズが存在します。
省スペースパソコンやラック型サーバでは、LowProfilePCI(ロープロファイルPCI)が使用される場合が多く、間違ってフルPCIのボードを購入してしまった場合は取り付けできないのでご注意ください。
PCIの規格については以下でご確認ください。
ロープロファイルPCIとフルPCIの違いは、物理的なサイズが異なります。
フルサイズのパソコンとコンパクトなパソコンでの使用にあわせて大きさが違うだけで、PCI規格やインターフェス機能の違いはありません。
フルPCIとロープロファイルPCIではボードのサイズが違います。
フルPCIボードのサイズは、「フルサイズ」「ハーフサイズ(=ショートサイズ)」の2種類があります。
メーカにより若干サイズは異なります。
通常LowProfileのPCIボードには、フルPCI用のブラケットとLowProfile用のブラケットの両方が付いています。
フルPCI用のブラケットは12cm、ロープロファイルPCIのブラケットは8cmと決まっています。
メーカに依存しないサイズです。
パソコンのPCIインターフェースのサイズに合わせる必要があります。
フルPCIのパソコンにロープロファイルのブラケットは使用できません。また、ロープロファイルのパソコンにフルPCIのブラケットも使用できません。
下は省スペースパソコンで、ロープロファイルのブラケットしか使用できません。フルPCI用のブラケットはパソコンに収まりません。
ロープロファイルに対応していないPCIボードも多くあります。
省スペースパソコンなどにPCIボードを追加する場合は、ロープロファイル対応のPCIから選択する必要があります。
製品のカタログなどで「ロープロファイル対応か?」「ロープロファイルのブラケットは付属しているか?」を確認する必要があります。
また、PCIの大きさ以外に「厚さ」や「消費電力」などの注意点もありますので、以下もご確認ください。
ロープロファイル対応のPCIのほとんどが、フルPCI用のブラケットが標準で付いた状態です。
同封されているロープロファイルPCI用のブラケットに付け替える必要があります。
パソコンのふたを空けて、PCIボードを指すだけです。とても簡単です。
ただし、PCIボードには大きさ以外にも規格がありますので購入時には注意してください。
今回の例で使用したパソコンには「PCI Express x1」と「PCI Express x16」の2つのインターフェースがあります。
また、今回使用したPCIボードは「PCI Express x1」規格のため、「PCI Express x1」と「PCI Express x16」のいずれでも使用することが出来ます。
このため、以下の様に2通りの装着方法があります。(どちらでも機能の違いはありません)
PCIの規格については以下でご確認ください。
パソコンのふたを閉じれば完了です。PCIボードの種類によっては、パソコン立ち上げ後にドライバのインストールが必要となる場合があります。
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