RAID1は、同じデータを2本のハードディスクに書き込みすることで耐障害性を高めた構成です。ハードディスク1本に障害が発生してもシステムは停止せずにデータも失われません。
ただし、同じデータを二重で保管しているためハードディスク2本で1本分の容量しか使用できません。
同一の内容を2本のHDDに格納します。
RAIDコントローラの種類によっては、読み込みするファイルサイズが大きい場合に、読み込みが向上する場合があります。2本のHDDに同じ内容が保管されており、同時に2本のHDDよりブロック単位で効率的に読み込むを行うことで読み込み速度が向上します。
一度に2台のHDDに書き込みを行うため、書き込み速度は低下します。
1本のHDD障害でもPCやサーバーは無停止で動作できます。
RAID構成しているHDDの1/2(50%)の容量(サイズ)となります。
たとえば、
500GB × 2本 = 1TB の場合は、500GBまで利用可能
RAID容量計算
RAID1は2本のHDDで構成します。(HDDの追加はできません)
RAID1でハードディスクを増やす場合は、RAID1EまたはRAID10構成となります。
RAID1Eとは?
RAID10とは?
「コストを抑えて耐障害性を得たい」場合に使用します。ただしHDD2本のみのため実効容量は低下します。
必要 HDD本数 | 実効容量 | 速度 | 耐障害性 |
---|---|---|---|
2本(増設不可) | HDDの1本分(50%) | 低速 | HDD1本 |