LANケーブルの結線には「ストレート」と「クロス」があります。以前は「ストレートケーブル」と「クロスケーブル(正確にはクロスオーバー・ケーブル)」を厳密に分けて使用する必要がありました。
現在ではほぼすべての機器(PC、HUB、ルータなど)で使用中のLANケーブル自動判別機能(AutoMDI/MDI-X)が搭載されており「ストレートケーブル」でも「クロスケーブル」でも(混在しても)LAN接続が可能です。
LANケーブルの種類(カテゴリー)やLANケーブルの実測は以下をご確認ください。
以前は接続する機器により「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」を明確に分ける必要がありました。
「HUBとHUB → クロスケーブル」「パソコンとパソコン → クロスケーブル」「HUBとパソコン → ストレートケーブル」など使い分けする必要がありました。
現在では各機器に自動判別機能(AutoMDI/MDI-X)があるため、ストレートケーブルで統一することが主流となっています。
正確には以前もHUBやルータに「UpLink」ポートがある場合は「ストレートケーブル」も使用可能でした。ただし、一定の知識がないとLAN構築が難しい状態でした。
現在は、ほぼすべての機器で「ストレートケーブル」が使用可能です。「クロスケーブル」が混在したり「クロスケーブル」のみでLANを構築することもできますが、クロスケーブルの結線には種類があり注意が必要です。
現在発売されている機器(PC、HUB、ルータなど)は、ほぼ自動判別機能(AutoMDI/MDI-X)に対応しています。古い機器や特殊な機器を使用している場合は「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」を明確に使い分ける必要があります。自動判別機能(AutoMDI/MDI-X)に対応しているかは機器のマニュアルをご確認ください。
ただ、当社でも10年以上「クロスケーブル」を使用した実績はありません。
「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」は、LANケーブルの両端(コネクタ)の結線で確認することができます。
両端(コネクタ)の結線(色の配置)が同じ場合は「ストレートケーブル」となり、結線(色の配置)が異なる場合は「クロスケーブル」となります。
サンプルと結線色(中の配線の色)が違っても順序が同じ場合は「ストレートケーブル」で、その他が「クロスケーブル」となります。
LANケーブルの両端(コネクト)を見ると8色(緑、緑白、橙、橙白、青、青白、茶、茶白)に分かれていて、結線の状態を確認することができます。
結線は各規格により異なります。「ストレートケーブル」は国内のほとんどのメーカで「T568B」が採用されています。
LANケーブルを自作する場合は、特別な事情がない限り「T568B」の「ストレートケーブル」で結線することをお勧めします。
ケーブル | 通信規格 | 結線規格 | 結線(色の配置) |
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ストレート ケーブル |
100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX (カテゴリ) |
T568A (A結線) |
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T568B (B結線) |
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クロス ケーブル |
100BASE-TX (カテゴリ) |
T568A/ T568B (AB結線) |
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1000BASE-T (カテゴリ) |
T568A (A結線) |
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T568B (B結線) |
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1000BASE-TX (カテゴリ) |
T568A (A結線) |
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T568B (B結線) |
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A結線とB結線は配線の色順序が違うだけで機能は同じとなります。 国内のほとんどのメーカーはB結線を使用しています。 |
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