RAID01(0+1)はRAID10(1+0)の構成順を入れ替え、RAID0「ストライピング」の構成をさらにRAID1「ミラーリング」で掛け合わせた構成となります。
RAID01(0+1)はRAID10(1+0)とほぼ同じ機能となりますが、耐障害性の違いからRAID01(0+1)の使用はほとんどありません。
RAID01(0+1) : RAID0「ストライピング」のRAIDグループをRAID1「ミラーリング」を構成する
RAID10(1+0) : RAID1「ミラーリング」のRAIDグループをRAID0「ストライピング」を構成する
RAID10(1+0)とDISK構成は変わりますが格納される内容は同一となります。
ブロック単位に分けたデータを別のHDDに分散して格納します(上記「A」,「B」を別のHDDに格納)。さらにHDDを二重化し耐障害性を高めています。
RAID10(1+0)と論理的に速度の違いもありません。
一度に複数のHDDからブロック単位に読み込みを行うため、高速に読み込みが行われます。(上記の場合、「A」「B」が一度に読み込みされる)
ただし、一度に2台のHDDに書き込みを行うため、書き込み速度は低下します。
HDDが多くなれば多くなるほど高速となります。
RAID10(1+0)と論理的に速度の違いもありません。
RAID0の高速性が行われます。(上記の場合、「A」「B」が一度に書き込みされる)
HDDが多くなれば多くなるほど高速となります。
RAID10(1+0)と大きな違いがあります。
RAID10(1+0)と容量に違はありません。
RAID構成しているHDDの1/2(50%)の容量(サイズ)となります。
たとえば、
500GB × 4本 = 2.0TB の場合は、1.0TBまで利用可能
500GB × 6本 = 3.0TB の場合は、1.5TBまで利用可能
RAID10(1+0)と使用本数に違はありません。
RAID0は4本以上の2本単位でHDD構成します。
HDDの数が多いほどアクセス速度が高速となります。
RAID01(0+1)とRAID10(1+0)で速度、容量など違いはありません。
ただし、耐障害性の違いからRAID01(0+1)が使用されることはなく、RAID10(1+0)が使用されます。RAID01(0+1)に対応しているRAIDコントローラほとんどありません。