PNG(Portable Network Graphics)は、GIFの著作権問題(既に解消済)が発生し作成された画像フォーマットです。インターネットなどの利用を中心に多くで利用されています。
フルカラーの他に255色パレットや半透明(アルファチャネル)もサポートされておりJPEGやGIFでは実現できない画像も作成することが出来ます。ただ、一般的にJPEGやGIFより画像のファイル容量が大きくなる傾向があります。
以下でJPEG,PNG,GIFの実際のファイル容量(ファイルサイズ)の違いを確認することが出来ます。
グレースケール | 2~65,536階調の灰色濃淡 |
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インデックスカラー | 1~256色(フルカラーから選択) |
フルカラー | 1,677万色(24bit) |
トゥルーカラー | 281兆色(48bit) |
通常はフルカラーが使用されます。使用している画像ソフトによっては、自動で判別し最適化を行うケースもあります。
写真や画像で使用されている色数は通常は以下で確認可能です。
ページTOPPNGでは半透明の色を使用することが出来ます。半透明を使用すると後ろの画像や文字が透けて見えます。
JPEGやGIFでは半透明を使用することが出来ません。
上記サンプルは「%」としていますが、実際には0~255の階調で透明度を指定することが出来ます。
ページTOPPNGにはインターレースを設定することが出来ます。インターレースを設定すると画像がすべて読み込みされる前から、画像がじわじわ表示されるため表示速度が速く感じられます。
インターレース | 非インターレース |
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じわじわ表示される → 表示が速く感じる | 一度に表示される → 表示が遅く感じる |
205KB | 192KB |
現在はほとんど「インターレース」と「非インターレース」の違いは感じられない。
とても大きな画像など表示に時間が掛かる場合は「インターレース」も有効となるが通常はサイズが大きくなるだけなので使用しない。
以下のページで、次の表示箇所を確認することで「インターレース」か「非インターレース」かの判断が出来ます。
PNGの圧縮は色々ありますが、一般的に一番効果的なのはフルカラーをインデックスカラーに変更することです。
下記の例ではインデックスカラーに変更することで約82%の容量削減となります。
フルカラー(1,677万色) | インデックスカラー(256色) |
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下記画像で実際に使用している色 → 52,418色 |
下記画像で実際に使用している色 → 256色 |
194KB | 34.9KB (-82%) |
インデックスカラーの方は「52,418色」から「256色」に減色されていますが、見た目には大きく変化していません。
用途にもよりますが、イラストや小さな写真などの場合は256色に減色しても見た目は大きく変わりません。
以下で「フルカラー」から「インデックスカラー」に変更可能ですのでご確認ください。
(現在実際に使用している色数も表示されます)