ディスク8本~12本までのRAID60「複数分散パリティ+ストライピング」構成について、アクセス速度を実測しています。
HDDとSSDで測定していますので、RAID構成の検討にご活用ください。
測定は、ハードウエアRAID+(HDD/SSD)で行っています。HDD/SSD共にデスクトップパソコンレベルの製品を使用しています。使用する製品によっては結果が異なる場合がありますのでご注意ください。
すべて「RAID6×2」(2グループ)で構成しています。
HDDの場合はディスクの増加にほぼ比例してアクセス速度が速くなります。グループ数が多い違法が、ランダムアクセスが速くなります。
SSDの場合は本数を増やしてもアクセス速度は変わりません。シーケンシャルの書き込みは非常に遅く、パリティ計算による影響と考えられます。
今回使用したRAIDコントローラとHDD/SSDでの結果です。違う製品の場合は結果が異なる場合がありますのでご注意ください。
本数 | シーケンシャル(MB/S) | ランダム(MB/S) | ||
---|---|---|---|---|
READ | WRITE | READ | WRITE | |
■HDDを使用した場合■ | ||||
8本 | 560.3 | 544.4 | 24.25 | 2.484 |
10本 | 767.8 | 785.9 | 24.79 | 2.375 |
12本 | 1041.5 | 1046.5 | 25.51 | 2.389 |
■SSDを使用した場合■ | ||||
8本 | 3101.6 | 226.2 | 546.0 | 4.680 |
10本 | 3556.5 | 222.8 | 548.4 | 4.677 |
12本 | 3571.2 | 208.8 | 558.1 | 4.553 |
HDDを8本~12本に増やしながら、RAID60「複数分散パリティ+ストライピング」のアクセス速度を計測しています。
SSDを8本~12本に増やしながら、RAID60「複数分散パリティ+ストライピング」のアクセス速度を計測しています。